「久留米市事業継続緊急支援金 ①」について

こんにちは。

福岡県久留米市にあるLIFE行政書士事務所の中江です。

福岡県の緊急事態宣言も、今月30日まで延長されることになりました。

前回の緊急事態宣言解除の直後にまた宣言が出て、さらにまた延長と様々な事業者様にとって相当の痛手です。

ですが、以前のブログでもちょこちょこ書いているのですが、「補助金」や「支援金」の制度が存在します。

これらは融資ではないので返済の義務などはないので、条件が合えばどなたでも貰えます。

今回のブログで現時点でのお勧めの支援金を書きたいと思います。

今回の内容は「久留米市事業継続緊急支援金」です。

(久留米市事業継続緊急支援金とは)

久留米市事業継続緊急支援金とは緊急事態宣言に伴い、飲食店の休業、時短営業または外出自粛の影響を受けている事業者に対しての支援金です。

これは久留米市が給付するもので、国や県の月次支援金との併給が可能です。

以前「月次支援金」のブログで書きましたが、「補助金」と「支援金」は性質が少し異なります。

「補助金」の背景には経済産業省が中小企業の振興を目的としています。

ですので、事業計画書を提出してもらい、実際計画通りに事業を行う事で後で戻ってくるものです。

それに比べて「支援金」は災害等が発生した際に、被害者や団体に贈られる寄付金と同じようなもので、支援するためのお金です。

支払われるのも、補助金より支援金の方が当然早いです。

第1期は受付は終了しています。

第2期は、令和3年の5~7月が対象月で、現在、申請受付期間を令和3年9月30日まで延長をしています。

第3期は、令和3年の8~9月分で申請受付期間は令和3年11月30日までとなっています。

第2期も第3期もこれから書く条件等は基本的に同じです。
※「酒類販売等事業者」は少し違うので後ほど詳しく書きます。

○対象となる事業者

下記の全ての要件を満たす事業者

要件①

・市内に事業所、店舗を有する中小法人、個人事業主であり、今後も事業の継続、立て直しのための取組を実施する意思があること。

要件②
・2021年5月以降に実施される緊急事態宣言やまん延防止重点措置に伴い、休業や営業時短または外出自粛による直接的な影響を受け、売上が減少していること。
具体的には、2019年または2020年の任意に選択した月と、今年2021年の同月の売上と比較して30%以上減少していること。

※休業・時短要請に伴う協力金の対象者が「対象外」です。(大規模施設は除きます)

※酒類販売等事業者は、対象月が30%以上減少していなくても、対象月と前月の事業収入が15%以上減少していれば対象となります。

・地方公共団体による休業、時短営業の要請に伴い※①「新型コロナウイルス感染症対応地方創出臨時交付金」も用いて協力金の支払いの対象になっている「飲食店」と※②直接・間接的な取引があること。

※①「新型コロナウイルス感染症対応地方創出臨時交付金」とは、感染症拡大の防止や地域経済の支援だけでなく、拡大収束後も地方公共団体が地域の実情に応じて「家賃支援や事業継続への対応」や「新しい生活様式」への対応などの地域経済を活性化する目的で創設された交付金です。
この交付金は当然新型コロナウイルス関連に自由に利用できます。

※②「直接・間接的な取引があること」は、ちょっと長くなるので要件③の下に書きます。

要件③
・久留米市のHPでは「税務上、雑所得又は給与所得の収入として扱われる業務委託契約書に基づく事業活動からの収入(業務委託契約等収入)を主たる収入として得ている個人事業主にあっては、被雇用者又は被扶養者ではないこと。」を掲載されてます。

少し分かりづらいので噛み砕いて説明すると、「フリーランスを含む個人事業主で、直接雇用契約ではなく、業務委託契約に基づく事業活動からの収入が、主たる収入になっていて、税務上の雑所得や給与所得で確定申告を出している方も対象となりますが、被扶養者は対象になりません。」といった内容です。

○直接・間接的な取引があることについて

仕事というのは、周辺の色んな業者と繋がって初めて成り立ちます。

例えば居酒屋を経営する場合、食材の生産者である農家や酒造事業者があり、流通するために卸業者や貨物運送事業者、店舗で運営するために調理器具や消耗品の販売業者、設備工事業者など様々な業種が組み合わさって、1つの居酒屋という舞台が出来ます。

居酒屋が休業すると連鎖して周辺の事業者の売上にも影響してきます。

この周辺事業者が対象になります。

コロナの影響は大きく2つあります。

①飲食店の休業・時短営業の影響

②外出自粛等の影響

②について

①だけでなく、②も大きな影響を受けます。

外出自粛の影響としては、対面で個人向けに商品やサービスを提供していた事業者や、販売先に商品を提供したいた事業者です。

以前、私はアパレル業界で仕事をしていましたが、対面で商品やサービスを提供するのがショップで、ショップに商品を提供していたのがメーカーになります。

①と②の具体的な事業者は下記です。

(まとめ)

今回から「久留米市事業継続緊急支援金」を書き始めました。

補助金と比較すると支給額の額が多くないので、ハードルが低いです。

多くの方に活用して頂きたく、初めての方でも分かるように今回は細かいところまで書きますので、たぶん長くなります。すみません!

とりあえず今回は概要を書いたので、次回からのブログで支給額や申請に必要な事を書いていきます。

次回は「久留米市事業継続緊急支援金 ②」についてブログを書きますのでよろしくお願いいたします。