「ナンバープレートの変更点」について

こんにちは。

福岡県久留米市にあるLIFE行政書士事務所の中江です。

だいぶ、涼しくなってきたかなと思っていた矢先に、最近日中は暑いですね。

今日なんて30℃超えてます。

気温の変化が激しいので、体調にお気を付け下さい。

では、ブログを書きます。

前回はナンバープレートの基本的な表示の記事を書きました。

今回は、10月から始まった新基準です。

この新基準の目的はシンプルで、「ナンバープレートを見やすく表示しましょう!」です。

この新基準は、2016年4月1日に施行された法律の一部を改正し、より明確にしたものです。

本来は、2021年4月1日以降に「初めて登録する自動車」に適用する猶予期間があったのですが、新型コロナウイルスの感染拡大によって、日本国内の自動車の購入需要が停滞したことを踏まえて、期間を延長し2021年10月1日以降に「初めて登録する自動車」に適用することになりました。

くどいようですが、「初めて登録する自動車に適用する」です。

つまり初回登録された新車なので、これから購入する方が対象になります。

(今までの基準)

2021年9月までの基準は下記です。

・透明であってもカバーの取り付けが禁止

※透明でもダメでした。

・水平以外の回転させた取り付け禁止

※昔バイクでよく見た縦にナンバープレートを付けるがダメということです。

・被覆で文字が見えなくなるようなことは禁止

※太いフレームや装飾で文字が見えにくくなってはダメです。

・ナンバープレートの折り曲げの禁止

※これも昔バイクでよく見た光景です。

(これからの基準)

2021年10月1日から基準が細かく明確になりました。

この新基準を知らない方は6割以上というアンケートもありました。

今回の新基準は下記です。

①角度

②フレーム

③ボトルカバー

①角度について

○前のナンバープレート

・上下向き:上向き10°、下向き10°

・左右向き:正面0°、左向き10°

○後ろのナンバープレート

1 ナンバープレートの上部が地上から120cm以下の場合

・上下向き:上向き45°、下向き5°

・左右向き:正面0°、左向き5°

2 ナンバープレートの上部が地上から120cmを超える場合

・上下向き:上向き25°、下向き15°

・左右向き:正面0°、左向き5°

イメージとしては、ナンバープレートを付ける時、縦のライン(上下向き)は水平に、横のライン(左右向き)は歩行者サイドから見て、隠れないような角度にして下さいという内容です。

②フレームについて

・幅が上部10mm以下、左右18.5mm以下、下部13.5mm以下

・厚さ上部6mm以下

※バイクの場合はフレームは禁止です。

文字を少しでも、見やすいようにするためです。 

③ボトルカバーについて

・直径が28mm以下で番号に被覆しないもの

・厚さは9mm以下 

(根拠となる法令)

道路運送車両法 第19条

自動車登録番号標の表示の義務 

自動車は、自動車登録番号標を国土交通省で定める位置に、かつ、被覆しないことその他当確自動車登録番号標に記載された自動車登録番号の識別に支障がないものとして国土交通省で定める方法により表示しなければ、運行の用に供してはならない。

この法律をもとに改正の省令・告示の規定がありました。

道路運送車両法 第109条に違反した時の罰則があります。

○罰則 50万円以下の罰金

○交通点数 2点

今後は事実上、ナンバープレートをいじれなくなるという認識で差支えはないと思います。

(まとめ)

今回は2021年10月1日からの、ナンバープレートの新基準について書きました。

日本の交通事故発生件数の推移ですが、1970年に一度ピークを迎え、その後オイルショックの影響で減少しますが、その後増加し、2004年に最多の100万件弱になりました。

近年は、先進安全自動車の普及や道交法の罰則強化、交通安全指導の強化などで減少はしてますが、まだまだ交通事故は多いです。

私はプライベートで、青少年育成会に入っています。

朝の通学時に小学生や中学生に「おはようございます。」と挨拶をする活動です。

挨拶活動をしている時に思うのですが、通学路で時間帯進入禁止にもかかわらず、普通に車が入ってきます。

たまに危ない場面もあります。

見てて凄く怖かったので、青少年育成会に入って、校門の前で危険がないかチェックしてます。

実は昨年、私も車にはねられてしまいました。

軽傷ですんでよかったのですが、車に生身の人がはねられる出来事って、被害者にとっては、けっこうショッキングです。

今後、ナンバープレートの基準が厳しくなるのは、「監視」の目的だと思います。

車という物は非常に便利ですが、簡単に人の命を奪ってしまう物でもあります。

増え続ける交通事情に対応すべく、法律も厳しくなり、警察が監視するための自動車ナンバー自動読取装置の技術も発展しています。

ナンバープレートを見やすく表示させるのは、より正確に監視するためかもしれません。

ですが、それでいいと私は思います。

運転をするということは、それだけの責任があるからです。

ですから、あおり運転とか、飲酒運転とかは、もってのほかです。

自動車の教習所で習いましたが、車のスピードを上げても、目的地の到着時間は、さほど変わりません。

あまりにも、遅い速度は周りに迷惑をかけますので、法律の趣旨に乗っ取った運転をするだけと、凄くシンプルな答えになります。

ですので皆さま、今日も無事故、無違反かつ安全運転で行きましょう!

警察署のキャッチコピーみたいになって、申し訳ございませんでした。

次回はナンバープレートつながりで、「封印」についてブログを書きますのでよろしくお願いいたします。