「行政書士試験合格術①」について

こんにちは。

福岡県久留米市にあるLIFE行政書士事務所の中江です。

このブログではどなたの身近にも起きうる可能性がある、相続、申請、トラブルなど日々の問題や心配事を解決するためのお役立ちアドバイスを更新していきます!

もっとこんなことを知りたい!や具体的な事案などあれば、コメント・メールお待ちしております。

今回は「行政書士試験合格術①」についてブログを書きます。

このブログのコンセプトは、「身近にも起きうる可能性がある、相続、申請、トラブルなど日々の問題や心配事を解決するためのお役立ちアドバイス」の更新ですので、今回の内容はちょっと異質なので、番外編みたいなものです。

今年の行政書士試験は11月14日の日曜日にあります。

行政書士試験は毎年11月の第2日曜日にあるので、今年のカレンダーは11月1日が月曜なので、第2日曜日まで日数があるので受験生にとってはラッキーな年だと思います。

毎年お盆くらいになると思い出します。

ちょうど8月を過ぎたくらいが試験まで3ヶ月を切っている状態で、私も必死に勉強しました。

9月くらいから色んな予備校で模擬試験が始まるので、まずそこで高得点を取れるように頑張り、10月に最終の模擬試験があるので確実に仕上げ、試験に臨むといった感じです。

「行政書士試験合格術①」といった、まるで予備校のタイトルみたいになってしまいましたが、私個人がどうやって試験に臨んで、どうやって合格したか書いていきます。
基本、失敗談をメインに書くので悪い例としてみてください。

勉強方法のスタイルは、個人個人で違うのであくまでも参考程度に読んで下さい。

あと、私はずっとアパレル業界で仕事をしていて、法律の知識は0だったので、0から始める方向けのブログになると思います。

まずは、私の合格までの経緯を書き、その後のブログで試験全体の私なりの攻略法を書きます。

「中江公紀」の合格までの経緯について

私の実家は、おじいちゃんの頃から洋服屋さんを営んでおり、父もセレクトショップを経営していたので、必然的に私もアパレル業界の世界に入りました。

アパレル業界にいく事が決まっていたので、高校生の頃から、ろくに勉強せず部活や遊びやバイトに励んでました。

卒業してからは東京モード学園に入学し、その後は地元の長崎のアパレルショップで働いてました。(結局実家は継いでないです。)

アパレルショップの仕事は本当に楽しく、多くのお客様から「この前選んでもらった洋服の評判が良かった!」と喜んで頂けるのでやりがいもありました。

ですが35歳を過ぎた頃くらいから、もっと別の形でお客様に貢献したい、お客様だけでなく社会にも同時に貢献したいと漠然と考えるようになり、色んなことを考えた末、生活にダイレクトに関わる行政に着目し、「行政書士になろう!」と決意しました。

そして、そのことで頭がいっぱいになり仕事もあまり身が入らなくなりましたし、拘束時間が長くて勉強時間の確保が出来なかったので大好きなアパレル業界から足を洗いフリーターになって勉強を始めました。

ただ、私の場合若い頃にろくに勉強もせず(ファッションに関する事は物凄く勉強しました)、教養もなかったので、大変な思いをしました。

私が試験を受けたのは3回です。

まず1回目は、アパレル業界を退職した直後です。

ネットではそんなに難しい試験でなく仕事しながらでも半年くらい勉強すれば合格できるとか書いてましたが、基本的に私はネット情報を鵜呑みにしないので、どれくらいの難易度か確認するために試験を受けてみました。

0からの学習で期間も3ヶ月くらいしかなかったので、当然不合格でした。
当時、私が住んでいたアパートは住人のバイクを騒音が凄かったので、叔父の家に数か月居候し勉強をしたので本当に申し訳なかったです。

※当時のアパートは1DK6畳で割と広いロフトがあり風呂トイレ別、中もリフォームされて綺麗でバス停まで徒歩1分、家賃月20,000円、敷金礼金ゼロですので文句は言えないです。

このステップを踏んで次の試験は一発で合格しようと考えました。
40歳手前で焦りみたいなのもあったかもしれません。

次の試験で合格するための計画を立てました。

今思えばこの計画が間違っていました。

私は独学で勉強することを選択しました。当時あまり貯金もなく予備校の通うと30~40万円くらいかかるので節約しました。

※もしお金に余裕がある方は予備校にいくことをお勧めします。

効率がいいので学習時間がそんなになくても合格できます。
次回書きますが、個人的には「伊藤塾」がお勧めです。

まず私は、新しいテキストと問題集を買ってテキストを読み込みしてインプットし、過去問とかを解いてアウトプットを何度も繰り返しました。

その頃の勉強時間は一日3~4時間くらいでした。

私の勉強は朝派です。

まず、6時くらいに起きて顔を洗ったり歯磨きしたり着替えたり等の支度をしていると目が覚めてきます。

覚めた頃から2時間半くらい勉強し出勤します。

当時は西鉄バスで通勤していて往復1時間くらいでした。その通勤時間は全て勉強してました。

バイトのお昼の休憩時間は1時間だったので、その中の30分は勉強時間にあててました。

ですので隙間時間をかき集めると、3~4時間くらいになりました。

バイトから帰るとへとへとに疲れ果てていて、缶ビールを1本飲んで寝てました。

今の妻と当時のバイト先で知り合い、交際を始めました。

交際して早い段階で同棲を始め、バイクの騒音が凄まじいアパートは引き払い勉強に集中しました。

勉強ばかりする自分に対して妻は何も文句は言わず応援してくれました。

ちょうど8月の今くらいにある程度は知識が付き、9月の模擬試験で合格点の180点をクリアし、10月の最終模擬試験では、どの予備校の試験でも200点を超える点数を取りました。

※行政書士試験は300点満点の試験で合格点は180点です。競争率はなく 180点 以上であれば、全員合格です。

「いける」と実感し、試験の2週間前は有休を全部使い勉強だけをしてました。
たぶん一日18時間くらいしていたと思います。

そして、試験当日を迎えました。

試験会場には30分前くらいに入ります。

そこで、予想してない事態が起こりました。

もの凄く緊張してしまったのです。

試験開始の前、着席し開始の合図を待ちます。

その時、もの凄く「しーん」としてるのです。

1回目の時も同じ状態だったと思いますが、1回目の時はオリエンテーションみたいな感じで、どんなもんかを体験する目的だったので感じませんでしたが、努力をし本番に臨むと、どうしても合格したい気持ちがあるので空気に飲まれてしまいました。

時間配分を決め何度もシュミレーションし、当時200点を超える点数を色んな予想問題でクリアしましたが、本番になると計画通りいかず、
3時間の試験のラスト5分には解いてない問題が、4問くらい残っている状態になり、きちんと考え回答をすることが出来ませんでした。(試験問題は60問です)

まあ、つまり私は本当にあがり症で本番で自分の実力を発揮できないタイプなのです。

試験当日、夕方くらいからネットで色んな予備校で回答速報が始まります。
自分の回答した番号をチェックしているので、第1問から第60問まで少しずつ予想回答がアップされるので、ドキドキしながら正解不正解を確認しました。

試験問題は択一と記述の問題があり、択一は回答予想でなんとなく分かりますが、記述は採点者のさじ加減があるので、合格発表まで分かりません。

回答速報では、記述抜きで150点弱だったので、記述で30点ちょっとであれば、合格点の180点に乗ります。(記述は60点満点です)

合格を祈りながら翌年1月末の合格発表を待ちました。

この間が本当につらいです。

結果、わずかながら点数が足りず不合格になりました。

自分自身が悔しい気持ちより、一緒に回答速報を横で見てくれ、発表まで合格を信じてくれていた妻の表情が忘れられませんでした。

こうして2回目の受験は幕を下ろしました。

次回は「行政書士試験合格術②」についてブログを書きますのでよろしくお願いいたします。