「短期滞在ビザ申請」について

こんにちは。 福岡県久留米市にあるLIFE行政書士事務所の中江です。

またまた久々のブログです。

皆さま、お花見はいかれましたか?
こちら久留米は雨があまり降らなかったとかで、例年に比べると桜が咲いてくれている期間が長かったように感じます。

やはり美しいですね。
昼間も夜も目を奪われます。

コロナの自粛もこれまでよりは、緩和されているので、皆さま楽しそうにお花見会をしているなと感じました。

では、ブログの内容に入ります。

今回は「短期滞在ビザ」について書きます。

海外の方の来訪もコロナ自粛がだいぶ収まり、最近は海外の方向けのお仕事の依頼が非常に多いです。
在留資格変更であったり、配偶者ビザ申請の依頼であったり。

その中でもやはり多いかなと感じるのが、「短期滞在ビザ」申請の依頼です。

(短期滞在ビザとは)

短期滞在ビザの中身は下記です。

〇友人、恋人、親族を日本に呼ぶケース

〇ビジネスで日本に呼ぶケース

在留期間は、「15日」「30日」「90日」の3種類です。

最近だと、GWに友達を日本に呼びたいからお願いしますみたいな依頼が多かったです。

厳密にいうと「本邦に短期間滞在して行う観光、保養、スポーツ、親族の訪問、見学、講習又は会合への参加、業務連絡その他これらに類似する活動、該当例としては、観光客、会議参加者等。」となっています。
ちなみに日本に稼ぎに来てはいけません。

通常の在留資格申請との違いは、「日本国内で申請しない」ということです。
現地の日本大使館などで申請します。国によって若干違いはあります。

ですので、申請イメージは、ざっくりと、この様になります。

①招へい人(こっちの日本に呼ぶ側の人)が招へいするため(呼ぶため)の日本サイドの書類を準備する。

②日本で準備した書類を国際郵便で、相手の国の住所に送る。

③ビザ申請人(日本に呼ばれる人)が現地で必要書類を準備する。

④現地の大使館などで申請をする。

⑤許可がでる。(そこまで長い期間はかからないことが多いです。)

流れのイメージは、なんとなくわかっていただけたかと思います。
分かりにくければ、いつでもご質問下さい。

では、次に何を準備するかです。

(短期滞在ビザの必要書類)

①招へい人が準備するもの。

・招へい理由書
・招へい経緯書

※↑こちら最も重要なので、あとで詳しく書きます。

・滞在予定表
何日にどこで何をして、どこに宿泊するかなど。

・身元保証書
※招へい人がなります。

・身元保証人の渡航費用支弁能力の証明書
※日本に海外の方を呼ぶうえで、まったく無一文の方が呼ぶのは失礼です。
きちんと日本でお世話できるだけの財力があるかの証明が必要です。
1 課税証明書又は納税証明書その2
2 確定申告書の写し
3 預金残高証明書などです。

・住民票
※親族を呼ぶ場合

・ビジネス関係が分かる資料
※ビジネスで訪問する場合
1 会社間の契約書
2 会議資料
3 取引品資料等
4 これらに準じる文書

②海外の方が準備するもの。

・旅券

・ビザ申請書
※簡単なものです。

・顔写真

・出生証明書

・婚姻証明書
※既婚者の場合

・知人関係証明資料
写真や手紙やメール等です。
※友人訪問の場合

・申請人(海外の方)の所得証明書等
行く側の財力もちょっと大事になります。

・その他ビジネス訪問の場合は、
在職証明書や出張命令書などが必要です。

どちらかというと、呼ぶ側の日本サイドの方が準備する書類が多いです。

国際郵便は追跡番号があるもので送りましょう。
金額はそこまで高くないです。
国によりますが、イメージとしては、2,000~3,000円くらいです。

(招へい経緯書について)

必要な書類に「招へい理由書」があります。
↑の画像です。画像が少し粗くて申し訳ございません。

ご覧いただくと、すごくシンプルなものです。
これ自体はすぐに書けます。

この理由書の中に「招へい経緯」があります。

ここが一番重要です。

・なぜ、この人を日本に呼びたいのか。
・この方とはどんな関係か。
・どこで知り合ったのか。
・日本に来て何をするのか。

などなど、様々です。

ですので、招へい理由書の経緯を書くところは「別紙のとおり」とか書いて、別招へい経緯書を作成することになります。

こちらは、必ず真実を書き、誰が見てもわかりやすい方がいいです。
スナップ写真を絡めたりすることで、第三者が見やすくなります。

せっかく、日本に呼びたい方のために、ここは適当ではなく一番力を入れた方が良いところです。

おさらいすると、

・招へい理由書
+招へい経緯書
+スナップ写真

割とボリュームが出ます。

(まとめ)

数年前の、あの暗かった時期と比べると私達の世界は、とっても自由に開放的になった気が私はします。
今まで、来訪されたかった海外の方も、ようやく日本にゆっくり遊びに来れるようになって、本当に良かったです。

これって、今世界中できっとそんな感じなんでしょうね。
今まで、当たり前だったことが、制限されると恋しくなります。

そうやって日々の大切さを再認識していくのでしょう。

そんな気持ちを忘れなければ、世界は争いがなく幸せになれるのですが。

今回もブログを読んでいただき有難うございます。

また、更新しますので、宜しくお願い致します。