「Bar 開業①」について

こんにちは。
福岡県久留米市にあるLIFE行政書士事務所の中江です。

このブログではどなたの身近にも起きうる可能性がある、相続、申請、トラブルなど日々の問題や心配事を解決するためのお役立ちアドバイスを更新していきます!
もっとこんなことを知りたい!や具体的な事案などあれば、コメント・メールお待ちしております。

今回は法人様向けで「Bar 開業①」についてブログを書きます。

行政書士のブログでこんなことを強調するのも変ですが、私はお酒が好きです。
正確にいうと大好きです。

昔アパレル業界で働いていた時は仕事が終わる時間が遅かったので、職場の人と仕事後に居酒屋で一杯やり「もう一件行こう!」となった時、0時を回っていることがほとんどでした。

ですので、基本Barに行ってました。

顔馴染みのお客さんも増え、皆で楽しく深夜まで飲み、次の日の朝必ず後悔する日々を過ごしていました。でも楽しい思い出です。こりずにまた行きますので。

法律の勉強を始めるようになってからは、私は早朝の時間から勉強を始めるのが個人的に合ってましたので、現在0時過ぎまで飲むどころか起きていることもあまりないです。

アパレルにいた時は転勤族で、福岡、熊本、佐賀、長崎と色んな土地に住んでいて色んなBarに行きました。

どの店もそれぞれ個性があり楽しいものです。

現在はコロナウイルス感染拡大の影響を大きく受け非常に大変だと思います。

この状況で、「今からBarを開業して頑張ろう!」と考えにくいと思いますが、コロナがだいぶ収束し安心して飲食ができる未来のタイミングのためにこのブログを書きます。

深夜営業は色んな法律が絡んでくるので、出来るだけ分かりやすく書くように努めます。

今回も少し長くなりそうなので、3回に分けて書きます。

(Barを開業するための条件)

Barは客単価が高く、利益率も高いので多くの客数でなくてもそれなり稼ぐことも夢ではありません。

ですが、許認可や申請が面倒という声もよく聞きます。

実際どのような許可や資格が必要か書いていきます。

①食品衛生責任者

②防火管理者

③飲食店営業許可

④特定遊興飲食店営業許可

⑤深夜酒類提供飲食店営業

①について

「食品衛生責任者」とは、お客様に料理等を提供する際に食中毒が起こったりしないように、きちんと食品衛生が守られているか安全な品質であるかを管理していく資格です。
飲食店には必ず1人以上います。

「食品衛生管理者」とは違います。管理者は製造過程の工場などにいる人です。

食品衛生責任者の資格を取得するためには、下記の資格を持っている必要があります。

・栄養士

・調理師

・製菓衛生師

・船舶料理士

・食品衛生管理者

・食鳥処理衛星管理者

・と畜場法に規定する衛生管理責任者

いずれかの資格を持っているうえで保健所の実施する講習会を受講し資格を取得できます。

受講は6時間くらいで、費用は10,000円くらいです。

②について

「防火管理者」とは飲食店だけに限らず、人が集まるホテルや病院など様々な施設に防火管理者はいます。

「消防法」に基づいて防火すべき建物に管理者を選任して、消防署に届出をすることです。

ただ、従業員を含めて収容人数が30人以上の場合なので、こじんまりしたBarは対象になることは少ないです。

③について

以前「飲食店開業 立ち飲み屋」でも書きましたが、保健所に「飲食店営業許可」届出をする必要があります。
最低10日前までには届出が必要です。ただ出来るだけもっと早く届けた方がいいです。

〇必要な書類

・申請書

・営業施設の大要

・営業設備の配置図

・食品衛生責任者の資格証明書

「営業施設の大要」は許可を取る施設や設備の内容を記載します。
(建築様式、面積、調理作業場の床や天井、給水設備や洗浄など項目に〇をつけます。)

「営業設備の配置図」のレイアウトを記載します。
(調理場と客席、シンクや冷蔵庫などです。申請する店舗の周辺地図も書きます。)

〇手続きの流れ

・営業施設の内装工事着工前に、保健所に事前に相談し設計図などを持参します。

・申請書等の書類を作成し食品衛生責任者も決定します。

・手数料と一緒に申請書添付書類を提出し審査を受けます。

・保健所で「営業許可証」が交付されます。期間の目安は10日前後です。もっとかかる場合も当然あります。

・営業許可証と食品衛生責任者の名札は見やすい場所に提示します。

(まとめ)

今回は、Barの開業の条件を書いていますが、長くなるので3回に分けて書いているので、この回は通常の飲食店の開業と同じような内容になって申し訳ございません。

次回の内容から深夜営業とお酒の提供に関わるので、具体的にBarの話になります。

深夜営業の店は飲食店の基本事項+αで要件が追加されるイメージです。

次回もこの続きで「Bar 開業②」についてブログを書きますのでよろしくお願いします。